外壁塗装の「付帯部」って何?見積書を読み解くポイント

外壁塗装の付帯部ってなに?見積書を読み解くポイント

香川県で外壁塗装・屋根塗装を行っている美匠工房の石川です。

この記事を書いた人

美匠工房 代表/石川大勢

香川県で、夫婦で力を合わせて外壁塗装・屋根塗装をしている美匠工房の石川大勢です!
塗装職人として17年以上、たくさんのお家の塗装に携わってきました。これまでの経験を活かして、塗装のことやお家のお手入れについて、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます!趣味は釣りです!

見積書を見て、「軒天(のきてん)」「破風板(はふいた)」「幕板(まくいた)」などといった聞き慣れない言葉が並んでいて、戸惑った経験はありませんか。外壁塗装は、外壁そのものだけでなく、周辺のさまざまな部材(付帯部)も一緒に塗るのが基本です。

今回は、この付帯部について、実際の見積書の数字も交えながら解説します。

目次

そもそも、付帯部ってなに?

付帯部とは、外壁・屋根以外の部材のことです。代表的なものには、以下のようなものがあります。

外壁塗装の付帯部について

軒天(のきてん)

屋根の裏側、外壁から突き出た部分の下面です。雨や湿気の影響を受けやすく、劣化すると塗膜の剥がれやシミが目立ちやすい部分です。

破風板(はふいた)

屋根の側面にあり、雨や風から屋根内部を守る板です。屋根の一番端にあるため、紫外線や雨風の影響を強く受けます。

幕板(まくいた)

外壁の途中で色や素材が切り替わる部分にある帯状の部材です。デザインのアクセントになっている分、劣化すると外観の印象を大きく左右します。

雨樋(あまどい)

雨水を排水する管です。詰まりや破損があると、雨水がうまく流れず、外壁の汚れや劣化を早める原因になります。

雨戸・戸袋(あまど・とぶくろ)

普段は目立ちませんが、開閉のたびに使うため、劣化するとサビや動作不良につながることもあります。

水切り(みずきり)

外壁と基礎の境目にある金属部材で、建物内部への水の侵入を防ぐ役割があります。

「外壁塗装」という言葉から、壁だけをイメージされる方も多いのですが、実際にはこれだけ多くの部材が関わってきます。

なぜ付帯部も塗る必要があるの?

理由は大きく3つあります。

1.劣化防止

1つ目は、劣化防止です。付帯部も外壁と同じように、紫外線や雨風にさらされ続けています。塗らずに放置すれば、そこから傷みが進んでしまいます。特に軒天や破風板は雨がかかりやすく、外壁本体より先に傷んでしまうことも珍しくありません。

2.見た目のバランス

2つ目は、見た目のバランスです。外壁だけきれいに塗り直しても、付帯部が古いままだと、家全体としてちぐはぐな印象になってしまいます。せっかく外壁を新しくしても、雨樋や破風板だけ色あせていると、仕上がりの満足度は下がってしまいます。

3.足場代の節約

3つ目は、足場代の効率化です。外壁塗装には足場を組む必要がありますが、この足場代は決して安くありません。付帯部の塗装も、同じ足場を使って一緒に済ませてしまう方が、トータルでは合理的です。後から「やっぱり付帯部も」となると、もう一度足場を組む費用がかかってしまいます。

付帯部を塗らない、という選択肢はある?

「予算を抑えたいので、外壁だけお願いできますか」というご相談をいただくこともあります。もちろん対応は可能ですが、上記の理由から、あまりおすすめはしていません。特に足場を組んでいるタイミングを逃してしまうと、次にまとめて塗るときには、再度足場代がかかってしまいます。もし予算の都合がある場合は、劣化が特に進んでいる部材だけを優先する、といった相談も可能です。

実際の見積書で見る、本体工事と付帯部の内訳

美匠工房で実際にお出しした見積書の例で見てみましょう。外壁塗装工事の本体部分は594,000円でしたが、足場・高圧洗浄・軒天・破風板・雨樋・水切り板金・コーキング・ベランダ防水・木部塗装などを含めた合計金額は1,700,000円でした。

内訳をおおまかに分けると、足場・高圧洗浄は工事を行う上で必要な準備工程、軒天・破風板・雨樋・水切りは今回ご説明した付帯部、コーキング・ベランダ防水・木部塗装はそれぞれ別の劣化箇所への対応、という構成になっています。

この差額の大部分が、付帯部を含めた周辺工事です。「本体価格だけを見て安いと思っていたら、最終的な総額に驚いた」ということが起きやすいのは、まさにこの内訳が見えていないからだと感じています。実際、お客様から「これは何にかかっている費用ですか」というご質問をいただくことも少なくありません。

見積もり時に確認したいポイント

見積書をチェックする際は、以下の点を確認してみてください。

  • 付帯部の項目が個別に記載されているか(「一式」でまとめられていないか)
  • どの部材を塗る予定なのか、含まれていない部材はないか
  • 足場代が別途かかるのか、含まれているのか
  • 塗料の種類や色が、部材ごとに明記されているか

弊社のFAQでも、見積もりを取る際に確認しておくべきポイントについて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

まとめ

「付帯部」という言葉だけを聞くと分かりにくいですが、実際には家全体を長持ちさせるために欠かせない工程です。見積書を見て分からない項目があれば、遠慮なく質問してみてください。透明性のある説明ができる業者かどうかも、選ぶ際の一つの目安になるはずです。外壁塗装の費用目安はこちらもあわせてご参照ください。

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この記事を書いた人

BISHO KOBOのアバター BISHO KOBO 美匠工房 代表

香川県で夫婦で力を合わせ、外壁塗装・屋根塗装を中心に、地域に根ざした住まいづくりを行う美匠工房。代表の石川大勢です!

17年以上の経験 を活かし、「頼んでよかった」と心から感じていただけるよう、確かな技術と誠実な姿勢で、これからも一つひとつの現場に真心を込めて取り組んでまいります。

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